最終更新日 2001.11.9
「ティファニーで昼食を」 オードリー・ヘップバーンの映画「ティファニーで朝食を」を見てからというもの、 喫茶店やレストランで女性がひとりで食事している姿を、 「格好いいなぁ」と思うようになりました。 映画の中のヘップバーンは娼婦でしたが、それまで私が思っていたような ドロドロしたイメージのないかわいい女性を演じていました。 辛い過去を背負っているというのに、気ままに生きているように見えるのです。 笑顔の魅力的な女性です。 「飄々とした人間になりたい」というのが、私の憧れなのですが、 「ティファニーで朝食を」の中のオードリー・ヘップバーンは、 そんな女性像とイメージがかぶって見えたのだと思います。 ヘップバーンのような魅力的な「笑顔」で一日を過ごしたいものだと、 毎朝、鏡を見て自分の表情を確かめます。 私は、どちらかというとマイナス思考な面があり、ともすると「笑顔」を忘れそうになります。 私が「笑顔」でいられる時、それは「元気な私」がそこに存在していることを 証明してくれているのだと思っています。 「笑顔」が私の「元気」の指標です。 私は、ストレスが溜まって「笑顔」が失われてくると、旅行に出かけます。 海外・国内を問わず、日常から逃れ別世界へ身を置くことで、 心身共にリフレッシュできるからです。 いわゆる「非日常」の世界へ出かけていくのです。 最近は、家族や友人と一緒に行こうと思うと日程も行き先も費用も合致しませんから、 ひとり旅を楽しむようになりました。 以前には考えもつかなかったことでしたが、 行ってみるとひとり旅もなかなか楽しいものです。 しかし、ストレス解消法としては、旅行はあまり手近なものではありません。 気持ちが落ち込んだり、イライラした時に、 すぐに旅行に出かけられる状況にあるケースは、ごくまれでしょう。 もう少し身近にある非日常空間のひとつに、映画館があります。 映画の世界の中へ入り込んでいくことで、いつもの自分ではない自分になれるのです。 女性が割り引きになる日もありますから、そんな日に行けば2倍得した気分になります。 映画館よりもっと、短時間で経験できる非日常空間もあります。 私が最もよく利用する非日常空間に、「文房具屋さん」があります。 文房具屋さんには、楽しいグッズが沢山並べられています。 携帯用のセロテープとかパンチのようなアイデアグッズ、 見ているだけで楽しくなってくるようなデザインの筆記用具やノートなど。 気分転換には、もってこいの空間です。 ほかには、「書店」「コンビニ」などに行きます。 新しい本や商品が出ているなと思って眺めているだけで、 買っても買わなくてもリフレッシュできる気がします。 そして、もっとも日常の中にあって、非日常を味わえるのが「食事」です。 私は、普段、ついつい仕事にかまけて、昼食をパンやお弁当などで 済ましてしまいがちなのですが、「ストレスが溜まってきたな」 「笑顔が失われてきたな」と思ったら、 ひとりでいつもより少しリッチな食事を取ります。 ランチならホテルのレストランでも、特別に高いものではありませんし、 ほんの少しの贅沢で、いつもと違う自分になれるような気がするのです。 憧れの「ティファニーで朝食を」のオードリー・ヘップバーンを気取って、 昼食を取るというわけです。 (本当は、映画の中では、ティファニーのショーウィンドウの 外で食べているだけなのですが。) 日常的な生活の中に、非日常性を見つける、 日常でない何かをしてみること、そんな「特別の時間」を楽しむことで 「笑顔」と「元気」を取り戻すことができます。 ちょっとした意識だけで、「特別な時間」を作ることができるのです。 考え方次第では、仕事でさえも「日常から離れた特別な時間」と 化すこともあるでしょう。 ティファニーで昼食を。。。 |
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